初めて経験する人も知っておくと役に立つ!家族葬に関する豆知識を紹介します

近年は一生で最も盛大にやることも多かった結婚式において、家族のみで行う方が増えています。
それだけ冠婚葬祭は簡略化されてきています。
特にお葬式については家族葬を選択される方が非常に増えているのが現状です。
その理由として、多くの参列者が葬儀に参加するよりも遥かに主催する側の労力が少なくて済むからです。
さらに葬儀に関して知っておくと役立つ情報も多くありますので、ここで紹介する豆知識をしっかりと覚えて今後の生活に役立てて頂ければ幸いです。
初めて経験する人も知っておくと役に立つ!家族葬に関する豆知識を紹介します
家族葬を行うメリットとして一番大きいのは、香典返しの準備が必要ないということです。
実はお葬式経験者の方が最も大変だった事に香典返しの準備を挙げています。
また、近親者のみであればわざわざ受付をお願いして対応する必要もないので、その点についてもメリットがあると言えるでしょう。
もしもお葬式を挙げなければならない状況の方がいらっしゃるのであれば、家族葬の良い点をしっかりと踏まえて決める事をおすすめ致します。
家族葬と一般葬の違いとはどういった点か?
葬儀を開催したいけれど、どのような種類があるのかわからなくて困っている方もいるのではないでしょうか。
昔とは違って、最近の葬儀会社ではさまざまなタイプのお葬式をおこなっています。
依頼者はこうした会社に依頼すれば好きなタイプの式を開催することが可能です。
葬儀会社の中には家族葬という式を開催している会社もあり、このタイプの式は一般の葬儀とはいくつかの点で違いがあります。
家族葬と一般葬の大きな違いとしてあげられるのは、参列することができる人の数です。
家族葬は参列することができる人が限られていて、亡くなった人の家族だけがお葬式に出席したい場合などに向いています。
一般の葬儀はより多くの人がお葬式に参列できるので、親戚や故人の友人なども招くことができます。
家族葬と一般葬は、開催するために必要な費用にも違いがあります。
前者は参列できる人の数が少ない分、一般のお葬式よりも安い料金で開催できる場合が多いです。
家族葬を行うにあたって守るべきマナー
家族葬は親しい人のみで行う葬儀です。
一般葬では二親等以内の血族に知らせることが多いのですが、家族葬は故人と親しかった人をお呼びするので範囲に決まりはありません。
ですが知らせる人をしっかりと決めておかないと後でトラブルになってしまうので、事前にしっかりと説明をしておくことが大切です。
故人が最後に会いたいと思うかどうか、という点を基準とすると良いでしょう。
家族葬のマナーとしてはいくら親しい人のみとはいえ、会社や周りの人に連絡をすることがあげられます。
その際ご香典や供花の辞退も伝えなくてはならず、さらに出勤日と重なる場合はその旨を会社に伝えなくてはなりません。
小さなお葬式という意味合いが強いのですが、葬儀には変わりはないので、一般葬と同じマナーであると考えて良いでしょう。
独特なこととしては参列者を限定し、ご香典などを辞退するという連絡をすることになります。
伝える段階で伝えるべきことは伝えておかないとトラブルになるので注意します。
家族葬に呼ぶ人の親密さはどれくらい?
家族葬に誰を呼ぶかの決まりはありません。
家族と血縁関係の近い親族で行う、生前親しく付き合っていた友人も集まるなど、様々なケースがあります。
もちろん一緒に暮らしていた家族のみで故人を見送ってもいいのです。
連絡する範囲は遺族次第です。
最も重視されるのが故人との親密さでしょう。
家族や親族、友人や会社関係者などです。
しかし親族に関しては、疎遠になっていたとしても参列してもらった方がいいかもしれません。
どうして自分だけが呼ばれなかったのかと、後になってから言われることも考えられるからです。
家族葬は誰を呼ぶかを自由に決めることができますが、それが頭を悩ませることにつながります。
連絡するか迷った場合は家族や葬儀社とも相談の上、慎重に判断するようにしましょう。
また呼ばなかった人にも、礼儀として後日家族葬を執り行ったことを連絡することが一般的です。
自宅への弔問に訪れるケースもあるため、こちらの対応も必要です。
家族葬で行う儀式の内容や流れを知ろう
家族葬での儀式とその流れは、一般の葬儀と大きな違いはありません。
家族葬は参列する人数が少ない分、ゆったりと落ち着いた気分で故人とのお別れの時を過ごすことができます。
亡くなった人の遺体は、自宅や葬儀社管理の安置施設などに移し、葬儀社の担当者との段取りについての打ち合わせが終わったら儀式をすすめていきます。
まず、遺体の身体を拭いて、死装束を着せて死化粧を施す「湯かんの儀」を行い、「納棺式」で遺体と副葬品を納めます。
その後、予め決めておいた式場に棺を運び、準備ができ次第「通夜」を、翌日に「告別式」を行います。
告別式の後、遺族が故人と最後のお別れをすると、棺が閉められます。
この後、遺体が納められた棺は火葬場へと移されますが、移動の方法は斎場と火葬場との距離によって異なっており、火葬場が離れた場所にある場合は霊柩車に棺をのせて移動します。
火葬場では、読経や焼香が行われた後に棺が火葬炉に入れられます。
1時間から2時間程度経つと、炉から遺骨が出てくるので、拾骨をして骨壷に納めます。
家族葬はここまでで終了ですが、遺族によってはその日のうちに納骨を行うことがあります。